7月23日は土用の丑の日です。
今年もウナギは高値ですが、山梨県甲府市のウナギ専門店は7月22日も多くの客が訪れていました。

甲府市徳行2丁目にある「うなぎの竜由」です。
仕込みが行われる店内はタレの香ばしい香りが広がります。

ウナギでスタミナをつけ猛暑を乗りきろうと22日の昼は多くの客が訪れ舌鼓を打っていました。

女性客:
土用の丑の日が近いので会社のみんなで来ました。おいしかったです。

女性客:
うなぎを食べたので、元気に夏バテしないように乗り切っていきたいです。

今年は数多くの食材が値上がりしていますが、ウナギも例外ではありません。
二ホンウナギの稚魚の不漁や輸送コストが高騰しています。

こちらでは静岡県産のウナギを使っていますが、仕入れ価格は1kg5600円で1年前の1.3倍に値上がりしています。
うなぎの竜由 依田邦彦社長:
コロナということもあってお客さま自体が減っていますから。売り上げが伸びない中で高いものを仕入れるのは店としては厳しい。

しかし、店側は企業努力で販売価格を据え置くことにしました。
依田邦彦社長:
(価格を)上げたいところだが、お客さまのことを考えると据え置きで、今までの値段で提供したい。夏に必要な栄養素がたくさん詰まった美味しいウナギを、ぜひ召し上がっていただきたい。

なお23日の土用の丑の日は通常の7倍となる350食を提供する予定で、約7割がテイクアウトだということです。
