インターネットを悪用した犯罪被害を防ごうと、山口県の専門学校の学生が16日、闇バイトを募集する投稿などを見つけるサイバーパトロールに協力しました。

YIC公務員専門学校のサイバー防犯ボランティアの学生10人が、警察官に教わりながらサイバーパトロールを行いました。SNS上で、闇バイトを募集する投稿をキーワードで探し、見つけた投稿をインターネット上の犯罪情報などを受け付けるインターネット・ホットラインセンターに通報しました。県内には約450人のサイバー防犯ボランティアがいて、インターネット上の犯罪やその対策を知ってもらい、被害防止への協力を仰ごうという取り組みです。

YIC公務員専門学校 公務員総合学科1年 岡崎翔さん
「いっぱい犯罪があることも知れたし、すごい身近にそういう手口があるんだと思いました。それで犯罪が減るならすごくいい体験だと思いました」

山口県警サイバー犯罪対策課 岡田貴美子巡査長
「ボランティアの協力を得ながら、通報を促進してもらって、SNS・サイバー空間の浄化活動につなげられたらと思います」

インターネットによる犯罪被害の県警への相談は、2023年1月~9月末までに、3211件寄せられています。県警では、サイバー防犯ボランティアと連携をとりながら、被害防止に努めたいとしています。