6180件・・・日本司法支援センター・法テラスが、2022年11月から設置している「霊感商法等対応ダイヤル」に、9月末までに寄せられた相談の数です。このうち、世界平和統一家庭連合・旧統一教会に関する相談は、1101件でした。旧統一教会をめぐっては現在、文部科学省が解散請求を申し立てています。宗教をめぐる問題が浮かび上がってきている中、霊感商法で悩む人に弁護士などが対応する相談会が、山口県内で初めて開かれます。

「霊感商法等でお悩みの方のためのワンストップ相談会」は、日本司法支援センター・法テラスが全国で開いているもので、10月19日、県内で初めて開かれます。県弁護士会の弁護士や、心理士、社会福祉士が霊感商法などで悩む人の話を聞き無料で対応を提案します。旧統一教会問題に取り組む紀藤正樹弁護士も、相談に応じます。

法テラスが2022年11月に設置した「霊感商法等対応ダイヤル」には、9月末までに全国で6180件の相談が寄せられ、そのうち1101件が旧統一教会に関するものでした。旧統一教会に関する相談の内容は金銭トラブルが653件と最も多く、心の悩みに関するものが311件、親族関係が87件などとなっています。県弁護士会によると、旧統一教会に関する相談は県内でも数十件確認しているということです。

法テラス山口 作良昭夫所長
「自分が悩んでる、困ってるなと思えば、何の問題かは分からないですから、相談に来てみてください」

相談会は10月19日に山口市内で開かれます。事前予約制で、問い合わせは0120-005-931(法テラス・霊感商法等対応ダイヤル)までとなっています。