山口市長選挙(山口県)が19日、告示されました。現職と新人の2人が立候補し、前回と同じ顔ぶれの一騎打ちの選挙戦が始まりました。

山口市長選挙に立候補したのは、届け出順に現職の伊藤和貴さん(67)と、新人の佐々木信夫さん(87)の2人です。

伊藤さんは、陣営発表で600人の支援者を前に第一声を上げました。

伊藤和貴 候補
「市民のみなさん1人1人が満足のできる政策をしっかり展開する。そういったことも大事だろうという風に思います。こんなすてきな山口のまちをもっともっと輝かせたい、そういった思いであります。そのための4年間をまた私に与えていただければと思っているところであります」

再選を目指す伊藤さんは18歳までの医療費の無償化など、1期目の実績を強調。公立の小中学校体育館にエアコンを整備するほか、大学生と連携して地域を活性化するプロジェクトを立ち上げ、「ずっと元気な山口を作りたい」と訴えています。

佐々木さんは出陣式は行わず、立候補を届け出た後インタビューに答えました。

佐々木信夫 候補
「歴史や伝統を受け継ぐ事業に際しても、飛躍的な発展をもたらしたこの山口市を躍動性のある山口市に変えていきたい」

佐々木さんは子育て環境の充実など、3つの重点公約を掲げています。小中学校の給食費無償化や農業試験場跡地の有効利用のほか、看護の短期大学を設立して看護師を育成し、医療の充実を訴えています。

前回と同じ顔ぶれとなる一騎打ちの選挙戦が始まりました。18日現在の有権者数は15万5334人です。投票は26日で、即日開票される予定です。