コープやまぐちと日本赤十字社県支部が5日、防災に関する学習会を山口県山陽小野田市で開きました。

学習会には、コープやまぐちの組合員などおよそ80人が参加しました。コープやまぐちと日本赤十字社県支部は去年、防災分野に関する包括連携協定を結んでいて、その取り組みの一環です。

山口大学 三浦房紀 名誉教授
「巨大地震は、起こるか起こらないかじゃないんです。問題は、いつ起こるか、ということなんですね」

地震工学などを研究する山口大学名誉教授の三浦房紀さんが、南海トラフ巨大地震の被害想定や必要な備えについて講演しました。

参加者
「具体的に教えてもらい、すごく参考になりました」

その後、安全な家具の配置や避難経路を考えるワークショップがあり、参加者は話し合いながら、家の危険な場所などを見直しました。また、ふだん使っているものを多めに購入し使った分だけ買い足す備蓄方法「ローリングストック」ついての説明もありました。

日本赤十字社山口県支部 平野展康 事務局長
「できることからでいいので、具体的に実践、行動に移していただくことが大切かなと思っていますので」

コープやまぐち 福浪美紀 副理事長
「それぞれのいいところを生かした内容にしたほうがいいということで、皆さんしっかり聞いていただけたかなと思います」

学習会は今月30日にも開かれ、避難所生活の体験会などを行う予定です。