27日、地震や津波が襲ってきたとき安全に避難する方法を学んでもらおうと、山口県山陽小野田市で園児たちの避難訓練がありました。
訓練をしたのは認定こども園「小野田めぐみ幼稚園」の園児らです。緊急地震速報が流れると揺れが収まるまでの間、机の下で「ダンゴムシのポーズ」で頭を守りました。

園庭に集まった園児たちでしたが続いて津波が発生した想定です。歩ける子どもは年長の園児が手をつないで、近くの高台まで避難しました。

小さな子どもはカートや、先生が抱きかかえて避難場所を目指します。園では携帯の食料や飲料水のほか、アレルギーを緩和する注射薬などすぐに持ち出せる装備を整えています。
小野田めぐみ幼稚園 佐野太園長
「先生たちがチームワークを組んで、子どもたちを何があっても守りとおすという気持ちを育てていくことは大切」
訓練は東日本大震災以降毎年行われていて、園では「大人になっても心構えを忘れないようになってもらえれば」としています。