山口大学は医学部付属病院の医師がことし3月、患者の氏名や病名など、個人情報が入ったUSBメモリを紛失していたことを発表しました。
USBメモリには患者14人分の氏名や年齢、既往歴などの個人情報が保存されていました。
大学によりますと、個人情報の含まれるファイルにはパスワードが設定してあり、個人情報に電話番号や住所は含まれていないとしていて、今のところ悪用されたとの情報はないということです。
大学では該当の患者に電話と文書で経緯を報告し、謝罪したということです。
紛失した医師は学会での発表のため発表内容の一部として患者のデータを保存していたと話しているということです。
大学はUSBメモリでデータを持ち出す際の手続きも怠っていたとして、改めて適切な取り扱いを徹底したいとしています。