稲穂の色の違いを利用して田んぼに図柄を描き出す田んぼアート。山口県田布施町の児童が22日、地域のボランティアと描いたたんぼアートの締めくくりに、稲刈りをしました。
田んぼに描き出された図柄は1・1・米…「いい米」です。図柄を決めた田布施西小学校5年生の「いい米に育て」との思いが込められています。この取り組みは、子どもたちに思い出を作ってほしいと地域のボランティアが協力して20年近く前から続いています。記念撮影のあと児童らが稲を刈り取りました。
稲を刈る児童
「ギコギコ…とれたあ!」
図柄は、みどり米と呼ばれる黒い穂と、赤米と呼ばれる黄金色の穂を組み合わせて描かれました。児童らが鎌を引くたびつくりあげた図柄が姿を消していきました。
児童2人
「鎌を引くのがかたいんだなあって思って、また来年もつづいてほしいなあとおもいました」
「稲刈りとかもあるけど、やっぱりいちばんは地域の人とのかかわりを一番大切にするのが大事かなと思います」
この田んぼから1俵程度が収穫できました。児童らは稲を大事そうに抱えてさらにおいしくなるようにとひと束ひと束はぜかけをしました。
ボランティア 山本強志さん
「たんぼアートこんなんだったなこの先生おったんかとか、コロナがはやって運動会が半日になったなってそういう思い出に卒業するときにそういう思い出を振り返ってくれレばこどもたちにはいい体験じゃないかなと思います」
米は、児童らが精米し、袋をデザインするなどして、来月には近くの直売所で販売されます。