SNSなどを通じて恋愛感情や親近感を抱かせて金をだまし取る、「SNS型ロマンス詐欺」。山口県内でも被害が多く発生しています。

被害者
「お金を返してほしいというのが一番ですね」

今後、被害者を少しでも減らしたいという思いで、実際被害にあった人が取材に応じてくれました。被害者の経験や思いから、どうすれば被害に遭わないか考えたいと思います。

SNS普及で被害が増加

山口県内でも被害が多発している「SNS型ロマンス詐欺」とはどういったものか。「マッチングアプリ」という恋人や結婚相手を探す出会い専門のSNSがあります。こういったSNSを通じて犯人が被害者と知り合い、恋愛感情や親近感を抱かせて金をだまし取るものです。SNSが日常的に使われるようになって、増えてきている詐欺の手口なんです。

山口県警によりますと、県内では今年に入って4月末までの被害件数は12件、被害額はおよそ6091万円でした。このうち4月は2人の男性がそれぞれ1000万円の被害にあうなど、被害が高額になっている状況です。なぜ信用し、金をだまし取られるのか。被害者の言葉から実態を探りました。