ヨルダンで音楽や体育など情操教育の普及に取り組んだJICA 海外協力隊の隊員が29日、宇部市長(山口県)に活動内容を報告しました。

宇部市長を表敬訪問したのは、JICA 海外協力隊の岡崎友里さんです。

現地で取り組んだことや文化の違いなどを報告しました。

宇部市の小学校で教師をしていた岡崎さんは、2022年7月から今月までの1年8か月の間、情操教育を普及させるために中東のヨルダンに派遣されました。



ところが、実際に現地に行くと体育と図工の授業がなかったため、これらの授業も取り入れました。

初めての体育と図工の授業に子供たちはとても喜んでいたそうです。

また、日々体験したことや感じたことを形に残そうと、「ヤッラー通信(アラビア語で「やるぞ」の意味)」を作成して、ヨルダンでの活動や、文化、日常生活などを定期的に日本の子供たちに発信しました。

今後はオンラインでつないで、日本の子供たちがヨルダンの人たちと交流できるよう取り組みたいということです。

JICA 海外協力隊 岡崎友里さん
「世界とつながれる、同世代でもこんなに生活が違う子がいる、教科書では感じられないことを意識したいです」

岡崎さんは、新学期から市内の小学校に勤めるということです。