雪を紙に見立てて筆で文字を書く冬ならではのパフォーマンス、「雪上揮毫(せつじょうきごう)」が、28日山形県米沢市で行われました。

真っ白な雪の上で迷いのない筆使いと笑顔を覗かせるのは、静岡県の書道家、福田房仙さん。

米沢市の上杉伯爵邸で披露したのは、雪の上に文字を書く「雪上揮毫」と呼ばれるものです。
およそ4キロの筆を勢いよく動かし、縦9メートル、横17メートルの大きなスペースに書き上げたのは、「あきらめない」などのメッセージと「進」という文字。

書道家・福田房仙さん:「焦らないでくじけないで負けないで生きていれば絶対に良いことがあるんですというメッセージを、能登の人たちやここにいる人たちや世界中の人に伝えたいと思って書かせていただいた」

会場にはおよそ200人が訪れ、雪が舞う中、書から伝わる福田さんの熱い想いに感銘を受けていました。
訪れた人:「雪に書くのは初めて見たので感動しました」
訪れた人:「見させていただいたが力強くて元気をもらいました」
訪れた人:「すごい集中力と思いが見ていて伝わってきました」
一年に一度の雪と書道のコラボレーション。

訪れた人は、書から伝わるメッセージに気持ちを新たにしていたようでした。







