続いてはやまがたStep!のコーナーです。
今回はSDGsについて。

山形県鶴岡市では、廃校になった小学校が子どもたちの遊び場に生まれ変わり、人気を集めています。

「住み続けられるまちづくり」につながる活動を取材しました。

鶴岡市の旧小堅小学校に子どもたちの歓声が響いていました。

廃校となった校舎ですが、今年4月に「地域の遊び場&学び場『小堅ランド』」としてオープンし、月2回ほど開催されています。

「小堅ランド」運営 小堅地区自治振興会 未来創造事業部リーダー・佐藤潤一さん「はじけるような笑顔を見るとすごく勇気づけられるというか」

鶴岡市西部の小波渡地区と堅苔沢地区を合わせた小堅地区。

日本海に面した美しい漁村ですが、少子化や人口流出が進み、子どもたちが通っていた旧小堅小学校は2015年3月に閉校。

明治時代から続く107年の歴史を閉じました。

佐藤潤一さん「小学生の数は10人前後になっているので、本当に地域の維持自体が難しくなっている現状かと思います」

そうした中、小堅地区自治振興会から地元の若者グループ「未来創造事業部」に校舎の活用が持ち掛けられたのです。

「未来創造事業部」ではすでに人口減少に危機感を持ち、移住者を増やそうと空き家を改装し、海を望む「シェアハウス」を運営していた実績がありました。

佐藤潤一さん「若手で自由に使っていいよと言われここが学校だった頃みたいなにぎやかな声を取り戻したいと思って」

若者たちが出した答えが"子どもも大人も笑顔で集える場所"でした。