今年9月に閉館する酒田市立資料館では、今、その歴史を振り返る企画展が開かれています。

酒田大火からの復興を記念し、1978年に開館した山形県酒田市の酒田市立資料館。
貴重な資料を通じて、地域の歴史や文化を伝えてきましたが、来年度、新たな施設としてオープンするため、9月末で閉館となります。

酒田市資料館・長南秀美調査員「自分の住んでいるところと昔の地図を見比べると何か新しい発見があるかも知れない」
資料館で今開かれていのは、明治以降、近代化していく酒田の様子を地図から紐解く企画展です。

明治36年ごろの地図では、亀ヶ崎城の跡も分かるなど江戸時代の面影をとどめていますが、およそ30年後の地図を見ると、港湾の埋め立ても始まり、現在の街に近づいていく様子が分かります。
また会場では、地図に合わせて電灯が灯る様子や実際に使われていた電話機など、近代化の象徴も展示されています。
酒田市立資料館・長南秀美調査員「今まで45年間展示をしてきて展示をしてこなかったものもたくさんありますので歴史の移り変わりなども見ていただけたら」
この企画展は8月1日まで開かれています。








