制限のないゴールデンウィークを前に旅館関係者の期待も高まっていますが、人気の観光地ならではの悩みもあるようです。
山形県尾花沢市の銀山温泉です。
天気に恵まれた28日は、県の内外や、海外からも温泉街を楽しむ人の姿がありました。
訪れた人「マレーシアクアランプールアメイジング!ビョーティフル!」
報告・矢野秀樹「海外からのお客さん、みなさん銀山温泉を満喫してくれていますうれしいですね」
訪れた人(天童市から)「県外も良いですけど山形県内もすごく良いんじゃないかな」
制限のないゴールデンウィーク。
こちらの女性は、山形県内を満喫するようです。
訪れた人(天童市から)「大正ロマン的な感じがあまりないので良いなという感じてきた」
銀山グルメを楽しむカップルの姿も。
観光客(福島から)「(GWは)混むので混む前に来ようかなと。あまり外出しなかったのでせっかくの機会だからよいかなと思って」
本館古勢起屋・松尾郁哉さん「各旅館の歓迎看板にお客さんの名前が出ているのでそれを見ると昔の賑わいが戻ってきている感じがする」
本館古勢起屋の松尾さんです。
本館古勢起屋は、去年7月に、内装や外装をリニューアル。
アフターコロナが近づきつつあるゴールデンウィークに松尾さんも手ごたえを感じています。
本館古勢起屋・松尾郁哉さん「海外のお客さんも徐々に戻りつつある。GWは特に国内の予約が多いので楽しんでもらえるよう、できる限りのおもてなしをしたい」
県内のインバウンド需要は年末年始から回復傾向にあり、銀山温泉は特に、人気スポットになっています。一方、受け皿となる宿泊施設には課題もあるようです。
本館古勢起屋・松尾郁哉さん「宿の数も限られていて連休や土日は予約がいっぱいになってしまうので、予約の段階で残念ながらお断りすることもある」
本館古勢起屋の客室は14部屋。銀山温泉は老舗の宿が多いため、どうしても受け入れられる人数に限りが出てしまいます。
それでも・・・。
本館古勢起屋・松尾郁哉さん「5月後半ですと比較的すいている日もあるので予約の方にお電話いただけたら」
ゴールデンウィークの銀山温泉には賑やかな声が響き渡りそうです。







