山形県酒田市では五穀豊穣と厄除けを願う「亀ヶ崎十一面観音祭典」が4年ぶりに行われました。


酒田市亀ヶ崎で4月18日に行われる亀ヶ崎十一面観音祭典。

400年以上前から続く行事です。

地区住民は持ち回りで五穀豊穣と厄除けを願って神様を招き入れる「神宿」を担当し、祈祷を行います。

今年の神宿・東根幸紀さん「どんなお祭りなのか。心のよりどころですかね」

祈祷が終わると、神様にささげるお供物をもって、十一面観音堂にむけ行列が進んでいきます。


十一面観音堂に到着するとお祭りの主役は勇壮な舞へと変わります。

観音堂に奉納されるこの舞は、酒田市の無形文化財に指定されているもので、およそ45分の間、躍動ある舞を披露します。


参加した児童「箱が重たいんですけれど、それでもがんばれて、とてもうれしかったです」

地元の人「とっても感動しました。初孫がちょうど参加したものですから」

今年の神宿・東根幸紀さん「こういった行列ができることが元の生活に戻ってきたかなという実感をお持ちになったと思います」