東日本大震災から11日で12年です。山形県の寒河江警察署で10日、東日本大震災を教訓とした災害対応訓練が行われました。
訓練は、午前7時ごろに震度6強の大規模直下型地震が起きたという想定で行われ、非常招集を受けた警察官が次々に警察署に駆けつけていました。
訓練には震災後に採用された若手の警察官を含めたおよそ20人が参加し、被害想定現場に実際に駆け付けるなど機敏な動きをみせていました。
訓練に参加した警察官「震災当時は9歳、帰りの会をしている最中に地震が発生しまして、すごい揺れでびっくりしたのを覚えています。あの頃から立場は変わっていますので、日頃から集中して訓練などに参加して、万が一の際に備えていけたらなと思います」
また去年8月の豪雨の際に情報が錯綜した経験を教訓に、情報収集の手順の確認なども入念に行っていました。
寒河江警察署・篠田大介警備課長「(東日本大震災では)東北の多くの警察官が非常に混乱した中で現場の対応を迫られたものになりました。今後もそうした大規模な災害がいつ起きるかわからないという気持ちを常に持って、対応にあたっていければと思います」