■これまでに経験したことのないような大雨に

伊豆諸島では、レベル5土砂災害特別警報を発表しています。伊豆諸島では、これまでに経験したことのないような大雨となっています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保しなければならない状況ですので、土砂災害に最大級の警戒をしてください。また、東日本太平洋側と東北太平洋側では7日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。東北地方、関東甲信地方、東海地方では、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。

[気象概況]
台風第24号は、7日3時には南大東島付近にあって、1時間におよそ10キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。また、本州の南岸付近から日本の東にのびる前線が、ゆっくり北上しています。台風の東側を北上する暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込み、前線の活動が活発となっています。このため、伊豆諸島では、24時間降水量が平年の9月1か月分の降水量を超えている所があるなど、記録的な大雨となっています。

前線は、東日本から西日本の太平洋側までゆっくり北上して、10日頃にかけてほとんど停滞する見込みです。また、7日夜までに前線上の三陸沖で、低気圧が発生するでしょう。台風第24号は、7日朝には熱帯低気圧となって日本の南を北上し、9日は西日本付近で前線上の低気圧に変わる見込みです。
引き続き、台風や熱帯低気圧の東側を北上する暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込み、大気の状態が非常に不安定となって前線の活動が活発となるでしょう。このため、雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。これまでの大雨で地盤の緩んでいる地域では、少しの雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。前線や低気圧の動向によっては、10日頃にかけて大雨が続き、西日本から東日本の太平洋側を中心に総雨量が多くなる可能性があります。