■戸沢村の決断は、苦渋のものだった

戸沢村 加藤文明 村長「集団移転に向けて、県および国と集団移転を進めていく」

蔵岡地区を離れ、安全な場所に移転する国の集団移転事業を行うことを決めたのです。

国の集団移転事業を実施するためには、全世帯の同意が必要でした。
何度も、何度も水害にみまわれた蔵岡地区の69世帯の住民たちは全員が移転に同意します。

苦渋の決断でした。

戸沢村長 加藤文明「一瞬の災害で歴史全てを断ち切って集団移転に同意するというのは、なかなかそういう気持ちにならなかったと思います。しかしながらそういう思いもあると思うんですけど、生活再建を考えたときに安全な場所で暮らしていくには移転しかないだろうなと、そういう思いに至ってくれたのではないかな」