蔵王のシンボル・樹氷の再生について情報を共有する会議がきょう山形市で開かれ、種まきや植樹の規模を拡大する方針が確認されました。
蔵王では、樹氷のもととなる木・オオシラビソが2013年ごろから虫の食害を受け枯れる被害にあっています。そのため、県や山形市、蔵王に関係する団体が参加して、3年前から「樹氷復活県民会議」を開いています。

山形大学と県立東桜学館高校が行った研究では、地球温暖化による平均気温の上昇でオオシラビソが育ちにくくなり、将来樹氷が見られなくなる可能性も指摘されています。
きょうは、オオシラビソの生態調査や植樹活動を続ける県立村山産業高校・みどり活用科の生徒13人が、これまでの取り組みを報告しました。

生徒「(2024年10月に)樹木生態研究会の堀先生から、オオシラビソが枯れた要因の一つに「ナラタケ菌」が関わっている可能性があるとの見解が示された」

見解を受けて、生徒たちは今年度、蔵王山頂の枯れた木15本調査したところ、ほぼすべてから菌類の組織の一部が見つかったということです。ただし、ナラタケの菌であるかの判定は難しかったといいます。

また専門家などからなる「自然再生協議会」が発足し、これまで試験的に行ってきた種まきや植樹を2027年度から規模を拡大して実施することなどを検討していて、会議ではその計画案が示されました。

きょうの会議をもとに、自然再生協議会では、2027年度からの実施に向けてどの程度種まきや植樹をするのか、どの場所に植樹を優先させるかなど具体的な計画づくりを進めます。
また来年度(2026年度)は、今年度の2倍となるおよそ4800粒の種をまき、植樹につなげる方針です。







