山形県大石田町の児童が、きょう(20日)、町の特産品「自然薯」の販売会を行いました。

特別な自然薯だったようです。

児童たちが一生懸命売り込んでいるのは、大石田町の特産品「自然薯」。

しかもなんと!自分たちで育てた自然薯です。


大石田町新作物開発研究会・海藤明会長
「作ってそれを味わって、なおかつ販売をすることによって、農業の生業になることを知ってほしいなと」

大石田町の新作物開発研究会では、児童たちに、自然薯の栽培、そして収穫・販売を通して、農業に興味を持ってもらおうと、去年からこの取り組みを行っています。

きのうは大石田南小学校と北小学校、そしてきょうは大石田小学校の児童が販売会を行いました。

訪れた人
「今年の自然薯どうだった?」
児童
「結構よかったです。おいしかったです」

児童
「自分たちが育てたので、買ってもらえてすごく嬉しいです。そばに付けたり、とろろ汁とか色々な料理に使ってもらいたいです」

厳しい寒さで甘みが増す、大石田の自然薯。

きょう販売された自然薯も、児童たちが5月から大切に育て、そして収穫したものです。

訪れた人たちも心待ちにしていたようです。

訪れた人
「晩に、一本すりおろして、みんなでごちそうになります」
訪れた人
「畑で子どもたちがとったということで、すごく感心したところもありましたし、元気づけられました」

42本の自然薯は、1時間ほどで完売!

児童たちは、町の特産品を通じて、農家の大変さや農業への関心を高めていたようでした。

児童
「農業の人たちは大変なのに作ってくれてすごいなと思った。(農業を)やる機会があったらまたやりたい」