今年も残すところ1か月を切りました。師走の風物詩として知られる松の競りがきょう山形市で行われました。
場内に響く、威勢のいい掛け声。
山形市の卸売市場で午前8時に始まった正月用の松の競り。毎年12月1日に全国に先駆けて行われ、山形の師走の風物詩になっています。


松は葉が青々としていて落ちにくく不老長寿の象徴とされていて、正月飾りに欠かせないものとなっています。

そんな松を求めて、きょうはおよそ60人の生花店関係者などが参加し、県内外から集まった女松(めまつ)や黒松(くろまつ)、大王松(だいおうしょう)など5種類およそ5000本が競りにかけられました。
関係者によりますと、松は暑さに強いため今年の猛暑の影響をあまり受けず例年並みの出来に仕上がっているということです。

生花店関係者「値段下げて買えればその分利益になるけれどあまり気にすると欲しいものが買えなくなるので」

山形生花地方卸売市場 橋本雄太 社長「物価高で厳しいところはあるが各家庭で少しずつでいいので正月気分を味わってもらって飾っていただきたい」

競り落とされた松はきょうから県内の生花店で販売されるということです。







