来年2月に新校舎へ移転する山形市の西山形(にしやまがた)小学校で、おととい(10日)、今の校舎の思い出を残し、地域住民に感謝する会が開かれました。


西山形小学校の校舎は老朽化や活断層帯の上に位置していることから数百メートル離れた場所に校舎の移転が進められています。


来年2月中旬の新校舎への引っ越しを前に、現在の校舎の思い出を残そうと、児童たちによる「メモリアルセレモニー」が開かれました。創立128周年を迎えた西山形小学校の児童は、現在59人。


セレモニーには地域住民や保護者が招かれ、住民から集めた写真を切り張りした校舎のモザイクアートや、地域に伝わる「富神(とかみ)音頭」を披露。

校舎への思いと感謝が、文字や体を使って表現されました。


また地域との結びつきが強い学校を象徴するように、児童から住民に感謝の気持ちを込めてオリジナルの詩(し)が贈られました。


児童代表6年・高野蒼志さん
「地域の方は、まぶしいまぶしい太陽だ。今日も明日も明後日も、僕らのことを考えていつもいつもありがとう」

来年は新校舎で新たな歴史が始まります。