山形県鶴岡市の月山高原牧場で春から放牧されていた牛たちが大きく育って、きょう下山しました。
鶴岡市の月山高原牧場では、牛の健康的な飼育や農家の負担軽減などを目的に、例年5月頃から10月下旬ごろにかけて牛などの放牧を行っています。


きょうは、メスの乳牛13頭と繁殖用のメスの和牛71頭が下山しました。

月山高原牧場では今年度、庄内地域の27の農家から120頭の入牧があったという事です。
今年は、7月ごろの高温少雨で牧草が育たず下山の前倒しも検討されましたが、8月にまとまった雨が降ったことから牧草が成長し、牛も例年通り大きく成長したという事です。

牛たちは、健康状態の確認や体重などの測定をされたあとトラックに乗せられ、もとの農家の元へ運ばれていきました。

月山畜産振興公社 伊藤英喜 公社事務局長「例年通り大きな事故もなく年間経過したという所であり生育的にも大きな隔たりは無かった。きょうの下牧日を迎えられたということで関係機関、農家の皆さんの協力に感謝したい」

この牧場では、来月9日に羊の下山も行なわれるということです。







