鶴岡市の加茂水産高校の1年生が恒例の遠泳に挑戦し、加茂港から湯野浜海岸まで海を泳ぎました。入学してからの最初の試練に挑む生徒たちを取材しました。

鶴岡市の加茂水産高校では毎年、集団訓練を通して心身を鍛え海の厳しさと楽しさを学んでもらおうと伝統行事「遠泳」を行っています。



遠泳に挑むのは今年4月に入学した1年生で、今年は16人が入学してから最初の試練に挑戦しました。

泳ぐのは加茂港から湯野浜海岸までのおよそ3キロです。

波があるためプールよりも体力の消耗が激しく、生徒たちにとっては厳しい遠泳です。

伝統の掛け声、「ワッショイ」で身も心も奮い立たせ、ただひたすらにゴールに向かって泳ぎます。



そして、スタートからおよそ2時間。先生たちなどが見守る中、湯野浜海岸に無事に到着しました。毎年リタイアする生徒がいるということですが、今年は全員でゴールにたどり着きました。



加茂水産高校1年生 加藤琉空さん「思った以上にきつかった。うねりがあったので、普通より進まなかった。2・3年生を見習って、頑張ってやります」

加茂水産高校1年生 佐藤天心さん「早く着かないかなとずっと思っていた。本当に試練できつかった。これからも楽しみながら、頑張りたい」

加茂水産高校では、今後もこうした訓練を通して、海で生きる力を生徒に身に付けてもらいたいとしています。