出羽三山神社の「松の勧進(まつのかんじん)」が、
お膝元の鶴岡市羽黒町で始まりました。

ほら貝の音が響き渡り渡る出羽三山神社の門前町(もんぜんまち)。
鶴岡市羽黒町の手向(とうげ)地区で、きょうから松の勧進が始まりました。

松の勧進は、
大みそかを修行の最終日、満願(まんがん)とした
100日修行に励む2人の松聖(まつひじり)が、
山伏などを従えて家々を回り、
米などの浄財と引き換えに、
無病息災や家内安全のお札を配る、この時期の伝統行事です。

集まった浄財(じょうざい)は、
大みそかから元日にかけて行われる
出羽三山神社の大祭「松例祭(しょうれいさい)」に充てられます。
地元の人
(Q松の勧進が始まるとどういう気持ち?)
「いよいよ松例祭が来たな、
新しい新年を迎える準備が心の準備に入ったなという気持ちです」
この松の勧進は、来月1日から鶴岡市街地を回り、
来月30日まで庄内一円で行われます。