東北初のプロオーケストラ、山形交響楽団を設立した村川千秋さんがおととい(25日)肺炎のため亡くなりました。92歳でした。

先月(5月)、出身地村山市でのコンサートで指揮を執り「うちの楽団は最高です」と話していました。

村川千秋さんは1933年1月に村山市で生まれ、東京藝術大学、インディアナ大学大学院で音楽を学び、1966年に東京交響楽団を指揮してデビュー。

1972年に東北で初のプロオーケストラ山形交響楽団を設立、山形県に本格的なクラシック音楽に触れられる場を作りました。

創立名誉指揮者 村川千秋さん「92歳になりましたけど、大体自分の思った通りのことをできました。うちの楽団は最高です」

2001年に創立名誉指揮者となり以降も精力的な活動を続け、ことし5月18日に出身地の村山市で行われたコンサートで指揮を務め、これが最後のステージとなりました。

村川さんはおととい25日、肺炎のため92歳で亡くなりました。山形交響楽団では後日お別れの会を開く予定です。