来月3日の公示が有力視されている夏の参議院議員選挙。動向が注目されている吉村知事は、候補者の支援についてきょうも明言を避けました。
吉村知事「本当にいろいろな課題が山積しておりますので、現時点でまだ具体的なことは考えていないところです」

参議院選挙に立候補を予定しているのは、無所属の現職・芳賀道也さん、自民党の新人・大内理加さん、共産党の新人・三井寺修さん、参政党の新人・佐藤友昭さんの4人です。

今年1月の知事選では、これまで吉村知事を支援してきた現職の芳賀さんの他自民党も今回初めて支援にまわりました。
吉村知事の事務所開きにはこの2人の姿もあり、今回の参院選で吉村知事がどの陣営に「恩返し」をするのか動向が注目されています。
参院選の公示予定日まであと3週間ほどと迫る中、候補者の支援について、吉村知事は。
吉村知事「大変難しいですね。私の5期目の(知事選)時にはほとんどオール山形でほとんどの皆さんから応援をしていただいた経緯があるので、どういう風にしていくかはかなり難しい」
こうした中、動きも出ています。あす開会する県議会6月定例会で、県が、現在1人の副知事を2人にする条例改正案を提出することにしました。
前回の知事選で初めて知事の応援に回った自民党が以前から求めてきたものですが、知事を支援し続けてきた県政クラブはこれまで反対していました。
吉村知事「1回目の当選以来支えてもらっているので、いろいろな思いはあるかと思う。県政を前に進めるためにはあれから10年以上たっているのでご理解をいただければ」

知事は、もう一人の副知事を誰にするかは条例改正案が県議会で可決されてから検討するとしています。夏の参議院議員選挙が近づく中、知事の動きにも注目が集まっています。
