人口減少対策や頻発する災害への対応などを加速させるために、吉村知事は、現在1人となっている副知事を2人にする条例改正案を県議会6月定例会に提出することがわかりました。
県総務部 小中章雄 部長「山形県副知事定数条例の一部を改正する条例の制定についてなど、併せて11件であります」

これは、県議会6月定例会の内容について話し合うきょうの議会運営委員会で明らかになったものです。
議会関係者によりますと、吉村知事は人口減少対策や災害対応などをより加速させることを目的に、現在1人の副知事を2人にする意向を固め、きのうまでに県議会の各会派に打診しました。

そしてきょうの議会運営委員会で、県側が議会にその旨を伝えました。
副知事2人制をめぐっては、吉村知事は2009年、財政のひっ迫などを理由に、副知事2人制に反対して初当選しています。

県議会最大会派の自民党は、これまで知事に対し、業務の円滑な遂行などのために2人制復活を求めてきた一方で、知事を支援する県政クラブは反対してきた流れがあります。