おととし5月、山形県鶴岡市の山形自動車道のトンネル内で乗用車2台が正面衝突し3人が死亡、2人が大けがをした事故で過失運転致死傷の罪に問われている男の初公判がきょう開かれました。

男は起訴内容について聞かれると「当時の記憶がない」と話しました。

過失運転致死傷の罪に問われているのは、仙台市の会社員の男(31)です。

起訴状などによりますと、男はおととし5月、鶴岡市の山形自動車道・田麦俣トンネルで乗用車を運転中、前方や左右をよく見ず対向車線にはみ出し、乗用車に正面衝突しました。

この事故で対向車に乗っていた当時73歳の女性と、男の車に乗っていた当時1歳の息子と24歳の妻の3人を死亡させたほか、対向車を運転していた男性に大けがを負わせたとされています。