先月、町民の憩いの場所が車で荒らされた事案では、町が出した被害届を警察が受理したことがわかった。今後警察による調べが進められるとみられる。

これは先月23日、山形県山辺町が公式Xで明らかにしたもので、山辺町の「大寺ふれあい公園」が見るも無残な姿になった光景に多くの人が衝撃を受けた。

その後、動きはあったのか。きょうTUYが町に取材すると「まだ誰も名乗り出ていません」と担当者が話した。

町は公園を荒らした者に対し「名乗り出て」と呼びかけるとともに、警察に被害届を提出していた。

公園を直すには当然費用がかかる。町は「今、業者に見積もりをとっているところ」だとした。

今回のように公共物を破損してしまった場合、賠償はどうなるのだろうか。町の担当者に聞くと「原因者負担が原則だと考えています」と話した。つまり、今回の場合は公園を荒らした者が費用を負担すべきだ、としたのだ。

この訴えは当然だろう。修復する費用は税金で賄うことになるわけで、タダではない。これは本来払う必要のない費用だ。

今後、被害届を受理した警察が捜査を進めるとみられ、どんな動きがあるか注目される。

町は「こうした行為は絶対にやめてほしいし、早く名乗り出てほしいと思っています」とした。