山形県村山市稲下地区でおよそ180年前から続く「稲下鹿子踊」が行われました。

この踊りは地区で祝い事があったときにだけ踊られるもので、今回は11年ぶりの舞となりました。

きのう、村山市の稲下地区では集まった大勢の観客を前に鹿子が軽やかに舞っていました。

この「稲下鹿子踊」は江戸時代末期の飢饉の際に豊作を祈願したことを始まりにおよそ180年前から舞われています。

舞は雄鹿子が山に入った雌鹿子を探し、見つけた後に食べ物に恵まれ喜ぶ様子を表現しています。

そしてこの舞の最大の特徴は、地区内に大きな祝い事があったときにだけ舞われることです。

今回は11年ぶりの披露で、地区に新たな歩道が整備されたことを祝いました。

訪れた人「90歳になるがあと見られないかなと思って楽しみにしてきた。素晴らしかった。笛の音を聞くと涙が出てくるくらい感動しました」

訪れた人「すごく迫力があって想像以上にかっこよかった」

訪れた人「(次は)参加したい。踊る(鹿子で)」