きのう夜、山形市のアパートで火災があり、住民1人が病院に搬送されました。
命に別状はないということです。
県内では今月に入り建物火災が相次いで発生していて、県が「建物火災多発警報」を出して注意を呼びかけています。
警察などによりますと、きのう午後11時半ごろ山形市宮町四丁目の3階建てのアパートで、異臭に気づいた住民から消防に通報がありました。

火が出たのは、3階の一室に住む髙野敦さん(36)の部屋で、火はおよそ2時間後に消し止められました。
髙野さんは病院に運ばれましたが命に別状はないということです。

警察によりますと、当時、電気毛布の付近から煙が出て、燃え始めたということです。
警察と消防はきょう午後から実況見聞を行い、出火原因や消失面積などを詳しく調べるとしています。

県内では今月に入り、おととい時点で建物火災が12件発生しています。
このため県はきのう「建物火災多発警報」発令し今月26日までの1週間について、火災について一層の警戒を呼び掛けています。
県内での発令はおよそ2年ぶりです。
県では、こんろを使用する時は火のそばを離れないこと、コンセントのほこりはこまめに清掃し、不必要なプラグは抜いておくなど日頃から備えてほしいとしています。
