国民一人当たり、毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てていると言われる、日本の食品ロス問題。
山形県はきょう、家庭で余っている食品を集めるフードドライブを実施しました。

こちらの女性、缶詰を担当の職員に手渡しています。

食品を持ち寄った人
「賞味期限を切らしてしまうこともたまにあるので何か力になれればと思って参加しました」

これは「フードドライブ」と呼ばれる取り組みで、家庭で余っている食品を集め、必要とする人に提供するものです。山形県村山総合支庁では、朝の登庁時間に合わせてブースが設けられ、職員が紙袋いっぱいの食品を持ち寄っていました。

農林水産省によりますと全国で年間およそ522万トンの食品が廃棄されていて、これは国民一人当たり毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てていることに相当するということです。

山形県村山総合支庁 環境課
原田泰浩さん
「行動の一つのきっかけになればいいと思い実施している。今回は職員のみが対象としたが今後は県民も参加できるかたちに発展できればいいと考えている」

きょうは仕送りや贈答品など、自分で買う予定がなかったものなどが多く持ち寄られたということで、そうしたものが家庭で眠っていないか確認することがフードロス削減につながると言えそうです。