全国的に問題となっている市街地への熊の出没。

こうした中、政府は21日、市町村の判断で銃を使用しクマに対処できるようにする鳥獣保護管理法の改正案を閣議決定しました。

今後、市街地にクマが出た場合はどうなるのか、課題は何かを専門家に聞きました。

クマの生態や鳥獣保護管理法などに詳しい岩手大学の山内貴義准教授です。

岩手大学 山内貴義 准教授「捕獲しなきゃいけないときに法律の壁があったので法整備されるのは非常にいいこと。各自治体が対応しやすい」

国によりますと、2023年度のクマによる人的被害は全国で198件、219人。

これは統計史上最悪の数字です。

県内でも今月6日、鶴岡市の山の中で男性が襲われ頭部や腹部にけがをしていて、冬の時期としては県内で初めての被害となりました。

このような事態を受け、政府は鳥獣保護管理法の改正を閣議決定しました。