きのう山形市の住宅が燃え、現場から男性1人の遺体が見つかった火災について、警察などの調べで、建物は全焼し、焼失面積は100平方メートルにのぼることがわかりました。
今もこの家に住む69歳の男性と連絡が取れておらず、警察は、遺体は連絡の取れていない男性とみて、身元の確認をすすめています。
この火災はきのう山形市吉原三丁目の三浦謙一(みうら・けんいち)さん(69)の住宅で起きたもので、焼け跡から男性1人の遺体が見つかりました。

当時、家には謙一さんと妻の2人がいて妻は自力で逃げましたが、のどにやけどを負い、病院に搬送されました。
命に別状はないということです。

謙一さんとは現在も連絡が取れていません。
警察のその後の調べで、火災では木造総2階建ての住宅1棟が全焼し、焼失面積は
およそ100平方メートルにのぼることがわかりました。

警察は、遺体は連絡の取れていない謙一さんとみて身元の確認をすすめるとともに、火災の原因などを詳しく調べています。

山形市消防本部の管内では、ことしに入り、きのうまでに6件の建物火災が起き、4人が亡くなっています。
これは過去10年で火災の死者が最多となった2022年の年間4人にすでに並ぶ人数となっています。
山形市消防本部の担当者は、「今年は特に寒さが厳しいため、暖房器具の使用が増えると思うが、使用の際は十分注意してほしい」と呼びかけています。
