山形県南陽市では、きょう、菊まつりが始まりました。
伝統的な菊人形から現代的なアートまで、菊が様々な表情を見せています。

宙に浮かぶ、いくつもの球体。よく見ると、ボールの正体は菊の花でした。

南陽市ではきょう、100年以上の歴史がある、伝統の菊まつりが始まりました。熊野大社の参道や境内を舞台に、菊の花を使った作品が並んでいます。そして、まつりの起源とされるのが、衣装を菊で彩った「菊人形」。1912年に市内の料亭に菊人形が飾られたことがまつりの始まりとされていて、以来、南陽市の菊人形師・菊地家がその技を受け継いできました。
一方で会場には現代的なアート作品も多く展示されていて、訪れた人に刺激を与えているようです。

訪れた人
「きれいでみなさんいろんな考えを持ってつくったのだという意図を感じたのですごくいい刺激をもらいました」
南陽菊まつり実行委員会
鈴木和他 委員長
「新しい菊、新しい花の魅力。これを存分に発揮できるような飾り方をしている。
 アート作品。まさに芸術です。この熊野大社の背景とともに楽しんでほしい」

秋の花を代表する「菊」。
ここ数日の寒さで色づきもよくなり、いま、見ごろを迎えているということです。