山形県上山市では、きょう、民俗行事「加勢鳥」が行われました。
この加勢鳥に初めて参加した人の想いを取材しました。
江戸時代から続く上山市の民俗行事「加勢鳥」。

ワラで編まれた「ケンダイ」と呼ばれるミノを被った神様・加勢鳥が五穀豊穣や商売繁盛などを願い温泉街を練り歩くもので、旧暦の小正月にあたる2月11日に毎年行われています。

今年の加勢鳥は38羽。
地元の保存会の会員に交じって、トリニダード・トバゴ出身のコシ・レジスさんがいました。
トリニダード・ドバゴ出身 山形市在住 コシ レジスさん「去年、初めて加勢鳥祭りを見て、なんで皆そんな冬なのに踊っているのと思った。素敵な踊りを見て感動して、私も参加したいなと思って来ました」


レジスさんは父が空手をしていたことから日本に興味を持ち、3年前からALTとして山形市で働いています。
母国トリニダード・トバゴの気温は低くても20℃ほどだということですが…
トリニダード・ドバゴ出身 山形市在住 コシ レジスさん「足(の感覚が)あるか分からない正直。多分あるけど…あるかな」

寒さの中、威勢のいい掛け声と共に城下町を練り歩くレジスさん達。