庄内の若者をいかにして地元に定着させるかを検討する会議がきのう三川町で開かれました。
この会議は、人口減少が加速する中、若者に、どうすれば地元に残ってもらえるかなどを考えようと開かれたもので、庄内の商工会議所や学校関係者などが参加しました。

会議では、昨年度の若年層の女性の県外への転出超過数が男性より多い1313人で、女性の月額の平均給与も全国で46位と低いため、課題として女性の賃金向上などがあげられました。
そして働き方改革のサポートなどを行う会社の代表、伊藤麻衣子さんが講演を行いました。

ワークライフシフト代表 伊藤麻衣子さん「山形県の女性たちはすごくがんばっていて、共働き率も2位、3世代同居率は1位となるといかに女性が頑張って働いて
家の事もやり、三世代同居率が高いということは、いずれ介護も必要になる。そんな場所になかなか足を置かないのは目をつぶってはいけない問題」

このあと意見交換が行われ、どの団体も若手を中心としたの人手不足にあるとして、若者に選ばれる企業・団体を目指していきたいなどの話をしていました。
庄内総合支庁地域産業経済課長 小松弘幸 課長「きょうの会議で庄内地域の大きな課題となっている、若者定着回帰促進について意識が共有できたと思いますので、引き続き皆様と連携しながら取り組みを進めていきたい」

県はこうした会議を今後も開き、若者の県内定着を図っていきたいとしています。