毎月28日はつや姫の日です。
村山市の小学校ではきょう、いつもとはひと味違うおいしさが増した”つや姫”が 給食に登場しました。
大塚美咲アナウンサー「子どもたちのにぎやかな声がしてきました。待ちに待った給食の時間です。きょうの献立はこちら、一見普通のご飯に見えますが、雪室で保管された、特別なお米なんです」

村山市には、本州最大級の雪室倉庫があります。
冬の間に雪をためて、コメを保管することができ、そこで保管されたコメは、新米さながらの香りや柔らかさが保たれていることが特徴です。


きょうは、毎月28日の”つや姫の日”に合わせ、その美味しさを地域の子どもたちにも楽しんでもらおうと、JAみちのく村山から、村山市の全小学校におよそ800食の雪むろ米のつや姫が提供されました。

このうち富並小学校では児童が雪室保存のコメについて学んだあと、いよいよ、給食に雪むろ米のつや姫が。
味は、どうかな?

児童は「いつもよりもっちりしていたり、輝いている感じで、食べてみたらいつもと違うなと感じました。やっぱり雪の中に入れているからなんだなと思いました」
児童は Q雪室のことを勉強してどう思った?「知らない人に教えてあげよっかなと思った」

村山つや姫栽培研究会 元木久雄 会長「一生懸命つくった甲斐があったなと思いました」

昨シーズンは雪が少なかったため、雪室保存には苦労もあったそうです。
村山つや姫栽培研究会 元木久雄 会長「1月、2月、雪が少なくて、農協の施設から(雪を)ダンプで運んで、どうにか詰め込むことができました。難儀した分、(児童たちの)顔を見ただけで、良かったなと思います」
児童たちは「いつもよりも甘く感じました。(雪室について)初めて知ってびっくりした」


生産者と地区の自然が作ったお米のおいしさは、子どもたちにもしっかりと伝わったようでした。