乳幼児を中心に夏に流行する感染症、手足口病。
山形県内ではきのう、患者数の急増で2年ぶりに警報を発令しました。
県内のクリニックの現状を取材しました。
山形市内の小児科クリニックです。きょう午前も、多くの患者が訪れていました。

医師「結構口の中痛かったりしますか?」

母「なんかちょっと痛いっていう時が」

「上手上手!あーん」
今、子どもたちの間で感染が広がっているのが。

まつながキッズクリニック 松永明 院長「手足口病で間違いなさそうです。大人にもうつるので特におむつ交換をした後に手洗いをしっかりしてもらえたら」

口の中や手足に水疱のような発疹が出る「手足口病」。

乳幼児を中心に夏に流行するウイルス性の感染症です。

県内で報告があった最新の患者数は146人。
1定点医療機関あたりの患者数は5.21人で、国の基準値の5人を超えたため、県は2年ぶりに警報を発令しました。


まつながキッズクリニック 松永明 院長「(今年は)今月初めごろから増えてきているかなという実感。2019年にも結構多かったが、それ以降はコロナでたぶんみんなお家にいたという関連もあって、しばらくそれほどでもなかった。今年はまた再び多いなという感じがします」

これから、長期休暇や夏の行楽シーズンを迎え、人と会う機会が増えることから
感染リスクの高まりも心配され、感染対策をより徹底する必要があります。
まつながキッズクリニック 松永明 院長「感染経路は飛まつ感染、接触感染、糞口感染といって、うんちの中にあるウイルスがまわりまわって口から入る。だから特に、おむつを交換するお母さんたちが手洗いをしっかりするということが大事。
手洗いはアルコール消毒ではなく、流水で手を洗うと、タオルでよくふく。そのタオルは共有しないということが大事だと思う」








