夏休み中の交通事故や青少年の非行防止を呼びかけようと、きょうから夏の安全県民運動がスタートしました。

きょうの出発式には、県のほか、警察や交通安全に取り組む団体などから、およそ75人が出席しました。



この運動は夏に増えるぼんやり運転や海難事故、青少年による非行を防止しようと毎年この時期に行われているものです。



式では、県警察本部の鈴木邦夫本部長が「官民一体となって事故犯罪防止に取り組みたい」と決意を口にしたあと、代表の児童が安全宣言を行いました。

児童「道路を渡るときは右をみて左をみて、もう一度右をみてから車が止まってから渡ります」



その後、白バイやパトカーなど合わせて11台が県庁を出発し、交通安全の呼びかけやパトロールにむかいました。



県の担当者「県民のみなさまには、子どもたちや周囲の環境に気を配っていただきながら、命を守る取り組みに気をつけていただいて、楽しい夏休みにしていただきたい」

県警察本部によりますと、きのう現在、県内で発生した交通死亡事故の件数の速報値は11件で、去年の同じ時期に比べおよそ半分と少なくなっています。



しかし例年、夏休みが始まる今の時期から交通死亡事故が増加する傾向があるとして、運転手に対し、ぼんやり運転などへの一層の注意を呼びかけるとともに、歩行者や自転車の利用者に対しても注意を呼び掛けています。