今年4月に白鷹町で車が対向車線にはみ出して正面衝突し、2人が死亡した事故をうけ、きょう現場では事故を防止するための対策工事が行われました。
藤井響樹アナウンサー「こちら4月に死亡事故があった現場で、見通しはいいが道幅がかなり狭くなっているのが分かる。こういった事故を防ごうとラバーポールを設置して事故防止につなげたいとしている」

国道のおよそ163メートルに渡って取り付けられたのは、13本のラバーポールです。

ここでは、今年4月、軽乗用車が対向車線にはみ出して乗用車と正面衝突し、2人が死亡、2人が大ケガをしました。

現場には、減速を促す看板を立てたりセンターラインを二重にしたりなど対策が取られていましたが、事故はそうした中で起きてしまいました。
そのため県は、事故の後にドライバーにさらに視覚的に訴えようと「カーブ注意」の文字を書いたり、センターラインを目立たせる「ドットライン」を引いたりする対策工事を行いました。

さらに今回ラバーポールを設置したことで、車線の位置がよりわかりやすくなることや、車の減速を促すことが期待できるということです。
実際に、ラバーポールが立てられた現場を走ってみると・・・。

藤井響樹アナウンサー「今、事故現場付近の道路を走っているが、右にラバーポールが複数立っていてかなり道幅が狭く感じる。ラバーポールがあることで一層丁寧に運転しようとする意識が芽生えます」

県では今年中に、国道348号の他のカーブ区間にもラバーポールを設置したいとしています。