鶴岡市では生き物と直接触れ合える動物園と水族館が小学校の体育館にやってきました。児童たちにとって貴重な機会になったようです。

一般的なウサギの3倍もあるジャンボウサギに、ヒトデやクラゲの海の生き物。

そしてお隣秋田からマスコットキャラクターまで。たくさんの生き物や展示物が小学校に集まりました。



これは、児童に生き物を直接見て学びを深めてもらうとともに、動物園や水族館に関心をもち、利用者拡大と地域の活性化につなげようと、東北の海沿いにある3つの動物園と水族館が協力して開いたものです。



加茂水族館 奥泉和也 館長「じっくり説明もしてくれるし、触らせてもくれる。こんな機会はまずないんじゃないかな。子どもたちの目を見てると分かりますよキラキラした目をしています」



生き物たちが自分たちの学校に来たとあって、子どもたちは大はしゃぎ。

中でも人気を集めたのがアカコンゴウインコのメレブさんです。

「ちっちゃい声で聞いてみてせーの」「ハロー」「ハロー」「おーっ!」



インコは人間の3歳から4歳ほどの知能をもっているといわれます。おしゃべりに曲芸、Vサインもお手の物です。



こちらは吹き矢の体験コーナー。動物園で獣医師が使う仕事道具です。



秋田市 大森山動物園 獣医師 三浦匡哉さん「薬を注射したい時や麻酔をかける時に、直接近づいて打つわけにもいかないので、吹き矢を普段から使っています」



生き物を展示する3つの施設の職員の願い。それは体験を通して観察する力を養ってもらう事です。



秋田市 大森山動物園 獣医師 三浦匡哉さん「生き物って自分たちと似てるところもあるし違うところもある。動物それぞれを観察して、視野を広げてみるということを、大きくなっても忘れないでいてほしい」