山形県鶴岡市では給食から子どもの未来を考える「学校給食サミット」が開かれ懐かしい給食メニューが提供されました。
鶴岡市は学校給食の発祥の地で、明治時代、お寺の住職たちが貧しい子どもでも通える学校を作った時に弁当をもってこられない子どもたちに用意したのが始まりと言われています。

「いただきます」

きょう鶴岡市で学校給食サミットと題して行われたイベントでは2つの献立が提供されました。ひとつは、明治時代に実際に出されていた給食を再現した「おにぎり給食」です。もうひとつは現在、鶴岡市で提供している給食の中から人気となっているメニュー「リャンパン麺」です。


リャンパン麺は冷やし中華風の混ぜ蕎麦で昭和後期に給食メニューとして定着したということです。
冷たい麺料理を給食でも食べてもらいたいという思いのこもった献立です。
訪れた人「家で食べるのと全然違う。すごく懐かしくて色んな思い出も蘇る」

訪れた人「美味しかったよ。なんか懐かしくて特に煮びたしとか」

当時は貧困へのセーフティーネットとして始まった給食ですが、今、子どもたちにとって給食は、単にお腹を満たす以上の学びがあるとの声も。
「(給食は)人と一緒に食べることを学ぶマナーを学ぶということと食べたものを通して感謝を念を思う場でもある」

参加者は懐かしい味を楽しみながら机を囲んで食事する意義を再確認しました。
「ごちそうさまでした!」
