来月、酒田市で行われる夏の風物詩「酒田の花火」の準備が進む中、きのう、親子で、花火づくりを体験するイベントが開かれました。
きのうの七夕にちなみ、イベントでは、花火に願いを込める特別な体験も行われました。
矢野秀樹アナウンサー「普段は入れない煙火店。きょうは大勢の家族連れ」

安藤煙火店 安藤孝二さん「花火にもっと興味を持ってもらえたらと思って企画した」

県内で唯一の花火製造業者、酒田市にある安藤煙火店の4代目安藤孝二さんです。

来月に開催を控えた「酒田の花火」は約1万発の花火が広大な最上川河川敷に打ちあがるビックイベントです。

この花火大会について、中心となって準備を進めている安藤さんが大会を盛り上げようと企画したのが、親子で一緒に花火について学ぶイベントです。

安藤煙火店 金野雅美さん「円の中にもう一個丸い円がある二重になる花火」

こどもたち「重たい」

こどもたちは花火の構造を見たり重さを確かめてみたりと興味津々!
安藤煙火店 金野雅美さん「赤い色の光は出る花火は火薬も赤い色をしているわけではない」

見た目はほとんど同じの火薬、実際に火をつけてみると…。

こどもたち「うわ~きれい」
混ぜ合わせる薬品で発色を変える匠の技に、参加者も驚いているようでした。

矢野秀樹アナウンサー「花火作り、始まっています。夢中になって取り組んでいる」花火の作り方を体験する時間には、子どもたちが火薬に見立てた炭を玉につめて、手順を体験しました。
梶原颯介さんの両親「元々工作が好きだったので なかなか体験できないことだったので、やってみたら楽しいかなと思って。段々楽しくなってきたみたいで、どんどん作っています」

手を真っ黒にしながらも笑顔で取り組むのは宮田麻央さんです。

宮田麻央さんの親「酒田の花火自体見たことがなくて(体験会に)自分も参加すれば見るときに楽しいと思って」

福島から去年移住してきた宮田さん親子も酒田での思い出を一つ一つ積み重ねています。
宮田麻央さんの親「コツを掴んで楽しくできてよかった。すごく貴重な経験が出来た」

宮田麻央さん「楽しかったしこういう風に花火作ると分かった」

そして七夕のきのう、特別な体験のためにみんなで、短冊に願いを込めました。
宮田麻央さん「宇宙飛行士になれますようにみんなが平和に暮らせますように」

その短冊を貼っているのが…来月開催される「酒田の花火」で打ち上げられる1番大きな花火、2尺玉です。打ちあがれば直径500メートルの大輪の花を咲かせます。

宮田麻央さん「ロケットが上に上がるような感じで旅に出かけるような感じでワクワクする願いが叶いますようにと願いを込めて見ている」

願いを込めた2尺玉は大会のグランドフィナーレで特別に打ち上げられ、願いの花を夜空に浮かび上がらせます。

安藤煙火店 安藤孝二さん「来てくれた方に多少でも花火に興味がもってもらえたら良い。きちんと打ち上げしたいし皆さんの願いが叶えばよいなと思っている」








