県産さくらんぼの今年の生産や販売状況と、今後の対策について確認する会議が、きょう開かれました。今年は収穫量が平年を大きく下回ることが予想され、すでに影響が出ています。
吉村知事「災害に近い。天災が発生した時と同じような支援をしてほしいという声も聞こえている」

きょうの会議は県が緊急で開いたもので、今年のさくらんぼについて、県が生産者などに聞き取りを行った結果が公表されました。

それによりますと、今年は猛暑の影響で、実がふたつ合わさったように成長し規格外となる「双子果」や、収穫期に高温が続いた影響で実が熟しすぎ出荷できなくなるなど収穫ロスが多く発生したということです。


吉村知事「収穫量が平年を大きく下回るとともに、短期間でシーズンが終わってしまったことをご理解いただきたい」

主力品種の佐藤錦と紅秀峰の収穫量が5割以上減少した農家はおととい時点で、すでに15%を超え、平年と比べて甚大な被害が出ています。

また、ふるさと納税のさくらんぼの返礼品については、数量不足の影響で少なくとも18市町村で予定通りに発送が行うことが出来ていないなど広く影響が出ています。

吉村知事「農業団体や市町村と連携して希望を持って生産が継続できるようしっかりと対策を進めてまいります」

県では農家に対する支援なども検討しているということです。








