去年7月、米沢市の女子中学生が帰宅中に熱中症の疑いで死亡したことを受け、米沢市内の中学校に最新の気象観測センサーの設置が進められています。
こちらが、最新の気象観測装置 「ソラテナPro」です。
気象情報会社のウェザーニューズなどが開発したもので、気温や湿度など7つの要素を1分ごとに測り、暑さ指数を算出することができます。

さらに観測データはクラウドに集約されて、アプリなどを介してスマートフォンなどで見ることができ、暑さ指数などの設定値を超えた場合、通知がくるという仕組みです。


ウェザーニューズ 木ノ内浩二さん「今すでに危ないですということを授業中であっても集会中であっても気付いて注意することができる」

きょう取り付けが行われた、米沢市立第四中学校では、これまで教職員が1時間ごとに、グラウンドや体育館などを見まわり暑さ指数を図っていました。

これを導入することで、短い間隔で場所を移動せずに熱中症の可能性をを知りリスクを回避できることが期待されます。それでも現場レベルでは、過信せずより慎重に授業や部活の実施などを判断したいとしています。

米沢市立第四中学校 平賀正和 教頭「どんな形で見られるようになるかはこれから説明を受けてからになるただ最終的な責任は管理職にある最終的な(授業などの)実施の可否の判断はしっかり責任を持って行っていく」

米沢市教育委員会 五ノ井智子 課長「かけがえのない命を守るという部分についてしっかりとデータをもとに対応に活かしていきたい」

米沢市では今月中に7校ある中学校の内4校に「ソラテナPro」を設置し、来月から全中学校でデータを共有し熱中症のリスクを回避したいとしています。








