続いてはこちら、女子スキージャンプの髙梨沙羅選手が山形市の蔵王温泉スキー場で、自然環境を守ろうとあるプロジェクトを行いました。

活動をはじめたきっかけと、山へかける髙梨選手の思いを取材しました。

髙梨沙羅選手「きょうもたくさん自然に触れて、いろんなことを感じながら、みなさまと楽しみながらゴミ拾いができればと思う」

今月1日に蔵王温泉スキー場で行われたのは、雪山を次世代に残していくプロジェクト「JUMP for The Earth」。

発起人は、女子スキージャンパーの髙梨沙羅選手です。

蔵王では去年に引き続き、2回目の開催となりました。


髙梨沙羅選手「トレッキングとかで山登りはしているので、(夏の山は)普通に来るが、蔵王の山にはなかなか夏場に登ることがないので新鮮ですね」


プロジェクトにはおよそ100人が参加し、蔵王のトレッキングコースやクロスカントリーコース、およそ2キロを歩き、ごみ拾いを行いました。


髙梨沙羅選手「すごくいっぱい拾ったね」

参加者「がんばってね」

髙梨沙羅選手「ありがとう」


参加者「山歩きは楽しい。ごみが少なくなってうれしい」

小学2年生からスキージャンプに打ち込み、世界を舞台に活躍をしている髙梨沙羅選手。

自然環境を守る活動をはじめたきっかけは、スキージャンプを通して感じた「環境の変化」でした。


髙梨沙羅選手「年々雪不足の問題は深刻化していて、今年も2戦ほどルーマニアでの試合がキャンセルになってしまったり、私がジャンプを始めた時とは違う環境なのかなと思う」


だからこそ、自然環境を守り、スノースポーツの素晴らしさを次世代に伝えていこうと心に決めたそうです。

髙梨沙羅選手「アスリートが情熱を捧げる場所を守っていくのは、自分の使命でもあると思うし、子どもたちがスキージャンプを始めるにあたって環境を守っていかなければいけないと思っているので、そこを一番に考えながらも、自分のパフォーマンスで、応援してくださる方に元気を与えられるようにがんばっていきたい」