地上からは見えにくい不法投棄を上空から見つけようと、山形県が、ヘリコプターによるスカイパトロールを行いました。
きょう、山形空港で行われたスカイパトロールの出発式では、不法投棄の現状などが報告されました。

その後、警察や消防の航空隊員などがヘリコプターに乗り込み、消防と県警、そして、海上保安庁のヘリの合わせて3機が出動しました。

藤井響樹アナウンサー「済んだ青空の下、その青空にも負けないぐらいの青いボディーの『がっさん』が、今から上空に上がっていきます」
大規模な不法投棄の数は年々減っているものの、去年は1件確認されるなど、後を絶ちません。

県は、不法投棄された場所の原状回復を進めていますが、まだ5か所がそのままの状態だということです。


きょうは、庄内・最上・村山地区の不法投棄されやすい山間を重点的にパトロールしましたが、新たな不法投棄は見つからなかったということです。

県環境エネルギー部循環型社会推進課 安孫子恵子 課長「家庭から出されたと思われるような廃タイヤ、それから家財道具、そういった不法投棄も見受けられます。今回のスカイパトロールのような取り組みを通じて、不法投棄はしない・させないというような意識を啓発していってお願いをしたい」

スカイパトロールは、秋にも行われる予定です。








