山形県東根市で4日、地理的表示GIに登録されている「東根さくらんぼ」の目ぞろえ会が開かれ、本格的な出荷シーズンを前に関係者が出荷基準を確認しました。

「東根さくらんぼ」は農林水産省の地理的表示GIに登録されています。


地理的表示GIは、国の制度です。

その地域で育まれてきた生産方法や、品質などを評価し保護することを目的にしています。


「東根さくらんぼ」は2017年に登録されました。

担当者「GI東根さくらんぼのブランドは、一人ひとりの生産者、事業者の努力によって守られていくものである」


今年は193の個人や団体が生産に取り組んでいて、きのうは出荷シーズンを前に、生産者が出荷基準などを確認する目揃え会が開かれました。

GI「東根さくらんぼ」として出荷するためには、栽培方法の他、果実の着色や大きさで基準を満たす必要があり、佐藤錦の場合は、着色が全体の70パーセント以上、大きさが22ミリを上回ることが求められます。


生産者は、準備された基準を満たすさくらんぼと満たしていないさくらんぼを見比べて、確認していました。

東根さくらんぼ生産者 瀬野誠さん「GIの説明会ということで、高品質でお客さんに喜んでもらえるサクランボですので、東根のさくらんぼを全国のみなさんに知ってもらいたくて農家のかたみんな頑張って贈り届けますので、ご賞味ください」


GI東根さくらんぼの出荷のピークは、佐藤錦が今月15日ごろ、紅秀峰が22日ごろだということです。